ゲーテの恋愛小説続き

    恋愛小説、「若きウェルテルの悩み」をご紹介している続きです。
    さて、ウェルテルがロッテに恋をした時、ロッテはすでに婚約していました。
    彼はロッテを想い、苦しみ、とうとう最後はピストルで自殺をしてしまう、と言う内容です。
    このストーリーは、実際にゲーテの友人が失恋したせいで自殺してしまったことや、自分の恋愛経験もベースにして書いたと言われています。
    この作品の効果は、俗称、「ウェルテル効果」と呼ばれていますが、こうして評価されるのは理由があるのです。
    一見、単なる恋愛小説に思えますが、実は哲学的要素の強い作品となっています。
    例えば、青年の多感期における苦悩や、孤独感、または、理想の生き方など、思想的にも優れた作品であると評価されています。
    この作品が出版されてから、すぐに人気が出て広く読まれるようになったことは良いことなのですが、影響が大きすぎて社会問題にもなりました。
    なぜなら、この主人公の真似をするように、自殺をしてしまう人が増加したのです。
    誰かの前をして自殺をすることは、現代でもたまにありますよね。
    例えば、芸能人が自殺すると、後を追うように、また真似をするように、自殺する人が出てきてしまいます。
    これは本当にいけないことなのですが、有名になればなるほど、その人の自殺の効果が大きいと言うことでしょう。
    有名人が自殺すると、その後、真似した自殺者が出ることを、「ウェルテル効果」と呼びます。
    現代でも、この作品は恋愛小説、また哲学的な作品としても、人々に愛され続けていますが、その分、作品が人々に与える影響が大きかったと言うことなのでしょう。

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