分類項目によるお湯の違いー温度・pH値

温泉は、泉温度・水素イオン濃度(pH値)・浸透圧によって分類されていますが、これらの項目は、実際に温泉のお湯にどういった影響をおよぼしているのでしょうか。
【泉温度】
入浴する際に、入浴施設において加熱や加水等が行われる場合もあり、湧出時の泉温度自体の影響はあまりないように思います。
【水素イオン濃度】
水素イオン濃度は、物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値のことで、pHという記号で表されます。
pH値の範囲は特に存在するわけではありませんが、日本の教育では0~14の範囲で変わるとされています。
中間にあたるpH7が中性となり、それよりもpH値が低くなるほど酸性度は強くなり、逆に、pH値が大きくなるほど、アルカリ性度が強くなります。
温泉のお湯のpH値による違いでは、pH値が低いほど肌にピリピリと感じ、pH値が高くなるとヌルヌルとした感触になります。
これは、人間の皮膚が温泉のお湯によって化学反応を起こしているためです。
どちらのお湯も、皮膚の角質を落とすという作用には変わりありませんが、酸性のお湯では、水素イオンにより皮膚の角質部分が分解・除去される化学反応がおこり、角質が痂皮化するとされています。
一方、アルカリ性のお湯では、水素イオンよりも濃度が高い水酸化物イオンによって、角質の分解・除去という化学反応が起こり、角質は浸潤していきます。
これが、お湯に浸かったときのピリピリ感やヌルヌル感に繋がっています。
中間である「中性泉」は、肌触りの良いサラサラとした感触となります。

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