安全な入浴方法

    身体に良い、さまざまな効果があるとされる温泉ですが、入浴中に脳卒中や心筋梗塞などが発生してしまう場合があるのも事実です。
    また、温泉地に限らず、それら血栓症による入浴中の死亡事故は、社会問題の一つでもあります。
    温泉療法医研修会では、これらの死亡事故について、次のことが明らかになったとしています。
    ・強行日程での旅行中は、体内の脱水を助長する。
    ・高温での入浴は、血液を固まらせる働きをする血小板を活性化させ、血管内の血栓を溶かす作用が低下し、血栓が発生しやすい状態になる。
    ・入浴により利尿ホルモンが分泌され、尿量が増えることで脱水傾向となる。
    ・脱水状態は、血液の粘度を高まらせる。
    ・お湯から上がる時、水圧の影響がなくなり血液が下半身に戻るため、脳の血液が一時的少なくなり、血栓が発生しやすくなる。
    ・高温浴では、エンドルフィンという脳内麻薬が分泌されることで限度を超えた入浴がしたくなる。
    ・早朝は血圧・脈拍ともに上昇し、血液粘度が急上昇するため、最も血栓症が起きやすい時間帯である。
    ・飲酒は脱水を助長する。
    ・更衣室と入浴場の温度差が激しいほど、血圧や脈拍の変動が大きくなり、脳卒中や心臓発作の危険性も増す。
    ・軽い脳卒中や心臓発作、また、飲酒は溺死に繋がる場合がある。
    以上のことから、安全に入浴するための「安全入浴法」を提唱しています。
    1.入浴時は家族に知らせ、一人での入浴はしない。
    2.浴槽のフタを活用し、事故防止を図る。
    3.更衣室と浴室の温度差をなくすよう管理する。
    4.入浴前後には水分を補給する。
    5.42度以上の湯には入らない。
    6.朝の入浴は避ける。
    7.飲酒後の入浴はしない。
    8.浸かるときは胸までにする。

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