旧泉質名について

年配の方などは、昭和54年以前のいわゆる「旧泉質名」のほうが馴染みが深いという方もおられると思います。
そういったことを考慮してか、温泉分析書には旧泉質名も併記するよう、環境省も指導しているようです。
旧泉質名は、大きく分けて次のような種類があります。
◆単純温泉
含まれる温泉成分の少ない温泉です。
お湯が柔らかく刺激が少ないお湯が多く、名湯とされるものに多い泉質となっています。
◆食塩泉
塩分を多く含む温泉で、含有量によって強食塩泉、弱食塩泉とに分けられます。
◆重曹泉
重曹成分を多く含むアルカリ性の温泉です。
◆単純炭酸泉
遊離炭酸を多く含む温泉です。
◆硫酸塩泉
硫酸イオンを陰イオンとし、陽イオンの種類でさらに分類されます。
苦味のあるお湯のため「苦味泉」ともいいます。
・芒硝泉-ナトリウムイオン
・石膏泉-カルシウムイオン
・正苦味泉-マグネシウムイオン
◆鉄泉
鉄分のイオンを主な陽イオンとし、陰イオンの種類により含まれる成分が変わります。
・炭酸鉄泉-重炭酸第一鉄
・緑礬泉-硫化鉄
◆硫黄泉
硫黄を多く含み、炭酸ガスや硫化水素の含有の有無によって、単純硫黄泉と単純硫化水素泉に分類されます。
◆重炭酸土類泉
重炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウムなどを含む温泉です。
◆明礬泉
陰イオンとして硫酸イオンを、陽イオンとして主にアルミニウムイオンを含みます。
純粋な明礬泉は少なく、酸性緑礬泉が多くなります。
◆酸性泉
水素イオンを多く含む温泉です。
さらに酸性明礬泉、酸性緑礬泉に分類されます。
◆放射能泉
ラドンを多く含む温泉で、ラジウム泉とも呼ばれます。

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