泉質別特徴と温泉名-4

【硫酸塩泉】
・特徴
日本には多い泉質であり、無色透明ですが、苦味のあるお湯です。
薬用効果が高く、古来よりその多くが「中風の湯」「傷の湯」「脳卒中の湯」などと言われています。
硫酸イオンが血管を拡張し血流をよくしますので、高血圧症や動脈硬化に良いとされています。
含まれる陽イオンにより泉質名が異なり、効能にも特徴があらわれます。
●正苦味泉
マグネシウムイオンを含みます。
「脳卒中の湯」と呼ばれます。
・効能
血圧降下、脳卒中後の麻痺の改善、動脈硬化の予防など。
・温泉例
北海道の旭岳温泉やオンネトー温泉・愛山渓温泉、長野県の地獄谷温泉などがあります。
●石膏泉
カルシウムイオンを含み、鎮静効果に優れています。
・効能
高血圧症、動脈硬化、糖尿病、筋肉痛、慢性関節リューマチ、打撲、不眠症、便秘など。
・温泉例
山形県の白布温泉、山梨県の河口湖温泉、福島県の夏湯温泉、長野県の下諏訪温泉やおぶせ温泉、神奈川県の湯河原温泉、新潟県の三国峠温泉、また群馬県では法師温泉・尻焼温泉・河原湯温泉・水上温泉・沢渡温泉・川古温泉・霧積温泉など多数あります。
●芒硝泉
ナトリウムイオンを含みます。
・効能
高血圧症、動脈硬化、切り傷など。
飲泉では、胆汁の分泌促進作用から胆道疾患や弛緩性便秘、肥満症、糖尿病などに効果。
・温泉例
青森県の浅虫温泉、山形県の天童温泉や赤倉温泉、岩手県の川尻温泉、福島県の遠刈田温泉、群馬県の湯宿温泉、長野県の尖石温泉、静岡県の湯ヶ野温泉などがあります。

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