泉質別特徴と温泉名-5

    【二酸化炭素泉】
    ・特徴
    無色透明で、お湯に溶け込んでいる炭酸ガスが、入浴中に泡となって身体につくことから、「泡の湯」とも呼ばれています。
    炭酸ガスが身体を刺激し、毛細血管を拡張させ血行をよくなることから、高血圧や心疾患に効果があり、「心臓の湯」とも呼ばれています。
    炭酸ガスは高温での溶解度が低いため、泉温度の低い温泉が多くなります。
    ・効能
    高血圧、動脈硬化、切り傷、ヤケドなど。
    飲泉では、胃腸の運動を高めるため、便秘や食欲不振。
    ・温泉例
    日本では数の少ない温泉ですが、山形県の肘折温泉、長野県の棧温泉、兵庫県の湯村温泉、大分県の長湯温泉、熊本県の辰頭温泉があります。
    【塩化物泉】
    ・特徴
    単純温泉と並び、日本では多い温泉です。
    無色透明ですが、塩辛く、肌がべとつきや、石鹸が泡立たないことの多いお湯です。
    皮膚に付着した塩分により保安効果が高く、よく温まり湯冷めもしにくいので、「熱の湯」といわれています。
    外傷や皮膚病などに効果があります。
    また、ナトリウムイオンは、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促進させる働きがあり、女性の更年期障害にも有効とされています。
    ・効能
    リュウマチ、打ち身、捻挫、冷え性、腰痛、神経痛、肩こり、婦人病など。
    飲泉により、胃腸の働きを活発にさせるため、胃腸病や慢性便秘に効果。
    ・温泉例
    北海道のウトロ温泉や野付温泉、宮城県の秋保温泉、山形県の東根温泉や上山温泉、栃木県の喜連川温泉、群馬県の四万温泉や塩川温泉、神奈川県の箱根湯本温泉や宮城野温泉、長野県の渋温泉や湯田中温泉、静岡県の熱海温泉や伊東温泉・石部温泉などがあります。

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