泉質別特徴と温泉名-6

    【炭酸水素塩泉】
    ナトリウムイオンを含む重曹泉と、カルシウムイオンやマグネシウムイオンを含む重炭酸土類泉に分類されます。
    ●重曹泉
    ・特徴
    無色透明で、入浴により皮膚の角質層を柔らかくし乳化させるため、「美肌の湯」とされている温泉が多くあります。
    また、入浴後の水分の発散が盛んで、冷感を覚えるため、「冷の湯」とも呼ばれています。
    ・効能
    美肌、皮膚病、切り傷、ヤケドなど。
    飲泉により、胃酸を中和させるため、慢性胃炎や胃潰瘍に効果。
    ・温泉例
    北海道の支笏湖温泉、群馬県の嬬恋温泉、和歌山県の川湯温泉や龍神温泉、熊本県の人吉温泉があります。
    ●重炭酸土類泉
    ・特徴
    鎮静作用があり、痙攣や炎症を抑える効果があります。
    ・効能
    切り傷、皮膚病、ヤケドなど。
    飲泉では、尿の中の尿酸を排泄させる作用により痛風や尿路結石、膀胱炎などへの効果や、血糖値を抑える作用から糖尿病、胃の中の酸の中和作用から慢性胃腸障害などに効果。
    ・温泉例
    新潟県の赤倉温泉、長野県の高峰温泉、群馬県の鳩の湯温泉、千葉県の御宿温泉があります。
    【放射能泉】
    ・特徴
    ラジウム温泉やラドン温泉、トリウム温泉とも呼ばれています。
    効能やそのメカニズムについての詳しい解明はされていませんが、極微量の放射能は、生体の免疫機能を高めるといわれています。
    これをホルミシス効果といいます。
    尿から尿酸を排出させると言われており、「痛風の湯」とも呼ばれることもあります。
    ・効能
    慢性婦人疾患、高血圧、動脈硬化、神経痛など。
    飲泉では痛風、胆石症。
    ・温泉例
    岡山県の三朝温泉、山梨県の増富温泉、広島県の養老温泉などがあります。

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