温泉指南役について

「温泉指南役」は、岡山県にある湯原温泉郷独自の資格になります。
湯原温泉には、露天風呂の西の横綱といわれている、「砂湯=砂吹き湯」と呼ばれる共同露天風呂があります。
かつては湯治場だった砂湯が横綱とされる理由の一つに、特定の所有者によるものではなく、地元の方々の一人ひとりが皆で管理運営をしていたということが挙げられます。
温泉指南役は、そうした昔からの入浴の心得を尊ぶ想いから生まれました。
温泉指南役の資格を得るためには、温泉に関する専門的な知識や全国の温泉の特徴だけでなく、温泉療法や気候療法などの各種の療養法や健康増進のための知識、湯原温泉郷の歴史やその周辺の観光地情報、さらには、万が一の事故に備えての救急法についての知識も習得する必要があります。
温泉指南役の養成のために、財団法人日本健康開発財団、国民健康保険湯原温泉病院、真庭広域連合消防本部湯原分署といった団体や、郷土史研究家といった方々が名を連ねていることからも、その資格保有者の知識の幅の広さがうかがえますね。
「温泉指南書虎の巻」は、入浴方法や適応症、禁忌症はもちろん、温泉入浴と相乗効果のある食物や、入浴中に出来るストレッチの紹介といったユニークな内容になっています。
湯原温泉郷のなかの旅館の多くは、温泉指南役の資格を持った方がおられ、観光客の「入浴指南」をされています。
ぜひとも、気軽に声をかけ、より専門的・効果的な入浴の仕方を伝授してもらいましょう。
湯原旅館協同組合は、この「温泉指南役」事業において、「第7回ヒトに優しい地域の宿づくり賞」の最優秀賞でもある厚生労働大臣賞を受賞されています。

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