空海

    四国八十八ヶ所巡りと言えば、「弘法大師」こと「空海(くうかい)」に深く関係があります。
    「空海」とはどのような人物なのでしょうか。
    空海は平安時代の初期に実在した僧侶の名前です。
    日本の仏教の宗派のひとつである「真言宗」は、空海が開いた宗派です。
    空海は当時中国の長安に行き、青龍寺にいた唐時代の密教祖である「恵果」に学んだものを基礎として開祖しました。
    恵果は空海にとって「師」となります。
    密教は最初インドで起こり、中国へ行きそして日本の空海が真言宗を開くまでの間に八祖を経てきました。
    そのことからこの伝承のことを「真言八祖」と言います。
    「弘法大師」の名号は921年に醍醐天皇から贈られた名です。
    日本天台宗の開祖として知られる「最澄」と共に日本仏教の流れを作った人物として知られています。
    真言宗の中で空海は今でも「大師」として崇敬されています。
    高野山の奥にある「院御廟」で今なお生き続けていると信じられています。
    空海の故郷である四国で山岳修行をしていた場所があります。
    それらの遍歴や零跡は、「真念」により江戸時代に札番号をつけられました。
    それが現在「四国八十八ヶ所巡り」として多くの寺院や零跡を残し、多くの人が巡礼する場となっています。
    弘法大師にまつわることわざもあります。
    有名なものとして「弘法にも筆の誤り」。
    どんな立派な人にも間違えることはあるという意味です。
    「弘法筆を選ばず」は、うまく文字を書く人は筆の良し悪しに関して何も言わないという意味です。

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