肩こりに効果的な鍼灸

    前々回、トリガーポイント注射のご紹介をしたときに、薬剤を注入しなくても生理食塩水や針のみであっても効果的だというお話をしたのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
    それから考えてもおわかりのように、針治療は肩こりなどのこりに非常に効果的な治療のひとつなのです。
    鍼灸は、ご存じのかたも多いと思いますが、経絡や経穴と呼ばれているいわゆるツボに鍼や灸で刺激を与える治療方法です。
    それに比べますと、トリガーポイント注射のほうは、ツボを刺激したというよりも、トリガーポイントに注射針を刺すことによって筋肉の攣縮が解けたということになります。
    ですから、根本的には異なった治療法ではあります。
    鍼灸でツボを刺激すると、何故、肩こりなどが緩和されるのでしょう。
    単に、ツボを刺激したから・・・ということではすまされない身体のメカニズムがそこにはあります。
    鍼灸でツボを刺激することによって、中枢神経の内部に、モルヒネのようなホルモンが放出されるのです。
    この物質を「内因性オビオイド」と呼びますが、これが痛みを抑えたり、または痛みが脳に伝達される神経経路をブロックしてくれるのです。
    神経ブロック注射に似たようなことを、ツボを刺激することによって、自分の体内でやってくれるわけですね。
    だったら、まずは薬剤に頼らずに、自分の身体のメカニズムを使って痛みを緩和させてみたいと思いませんか。
    そして、それだけでなく、神経を刺激することで血行も良くしてくれますから、肩こりの原因にもなる乳酸を老廃物として流してくれる作用も期待できます。
    鍼灸は痛みがほとんどありませんから、ぜひ一度、試してみることをお勧めいたします。

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