衣装と用品

それでは四国八十八ヶ所をお遍路する場合、どのような服装で何を持っていけばいいのでしょうか。
四国の街を歩いていると、お遍路さんの格好をした人をよく見かけます。
遍路さんの衣装は、まず頭に「遍路笠」と呼ばれる「かさ」をかぶります。
八十八ヶ所も巡るのですから、その間の気候に対応するために必要です。
雨や暑さをしのぐことができます。
「遍路笠」には弘法大師に因んだ文字が入っています。
遍路用品の中で最も重要な杖、「金剛杖」と言います。
杖は大師様を表していて、常に一緒に行動しているという意味があります。
ですから宿などに到着した際は、一番最初に杖を洗って清めなければなりません。
清めたあとは床の間などに立てかけるようにします。
杖は「橋を渡るときはつかないこと。」という決まりごとがあります。
これは弘法大師が昔巡錫したときに、橋の下で一夜を過ごしたことがあるためだと言われています。
次に身につける衣装は「白衣」になります。
「はくえ」といい、お遍路さんを行う際の正装となります。
この白衣の上から「輪げさ」を首からかけます。
お坊さんが身につける法衣を簡略したもので、寺院を参拝しる際はこの「輪げさ」をかけるのがマナーです。
ずれないように「輪げさ止め」を使って首の後ろで固定します。
手には「手甲」をはめて、足には「脚絆」をはきます。
「山谷袋」と呼ばれる布製の袋を肩からかけます。
かばんなので、貴重品などの持ち物を入れることができます。
お手洗いに行くときは、この山谷袋の中に輪げさや数珠などを入れて人に預けましょう。
不浄な場所にこれらを持ち込まないことになっています。

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