衣装と用品2

    遍路の際に手に持つ数珠は「念珠」と言われます。
    珠を1つずつ操って念ずるのでそう呼ばれるようになったそうです。
    この珠の数は煩悩の数と同じ一〇八個あります。
    念珠と一緒に持つ鈴は「持鈴」と言います。
    この鈴には魔よけの意味があります。
    昔は山道を徒歩で参拝していました。
    そのため野犬などから襲われたときに鳴らしたり、人の助けを呼ぶときに鳴らしたりして使いました。
    四国で八十八ヶ所巡礼する際、札所を訪れて札を納め大師さまへ参拝を報告します。
    その際に必要なのが「納め札」です。
    「納め札」は札所のある寺の本堂や大師堂へ納めます。
    他にも遍路の道中に「接待」を受けたら、この納札を渡すのがマナーとなっています。
    納札は四国巡礼の巡拝回数によって色が違います。
    巡拝回数が1回~4回の場合は白札です。
    5回~6回が青札で、7回~24回が赤札で、25回~49回が銀札で、50回~99回が金札で、100回以上行っていると錦札となります。
    巡礼の際、本堂でお経を唱えます。
    札所でそのしるしとしてもらうのが「ご納経」です。
    これはその人の一生のお守りとなります。
    悩みがあるときなどは、この「ご納経」に礼拝するといいとされています。
    この帳面や白衣は二回、三回と参拝を繰り返すときに最初の帳面や白衣に重ねて印をもらっていきます。
    また札所では掛け軸に印をもらうこともできます。
    それが「お納経軸」です。
    これはお家の家宝として大切に保管します。
    これらが四国八十八ヶ所、お遍路する際に一通り必要なのはお遍路衣装と持ち物です。

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