遍路心得

    お遍路をする際にはいくつか心得ておかなければならない決まりごとがあります。
    四国八十八ヶ所巡りをする人は最低限このマナーを守ってお遍路をするようにしましょう。
    まずは「十善戒」と言われる弘法大師の教えです。
    「諸戒は十善を手本としなさい。」という教えです。
    つまりお遍路をする際に守らなければならない10個のマナーです。
    一番目は生き物を殺してはいけない「不殺生」です。
    二番目はものを盗んではいけない「不偸盗」です。
    三番目はふしだらなことをしてはいけない「不邪淫」です。
    四番目は嘘をついてはいけない「不妄語」です。
    五番目はお世辞を言ってはいけない「不綺語」です。
    六番目は人の悪口を言ってはいけない「不悪口」です。
    七番目は二枚舌を使ってはいけない「不両舌」です。
    八番目は人間欲を出してはいけない「不慳貪」です。
    九番目は人をねたんだりしない「不瞋恚」です。
    十番目は不正な考えをもってはいけない「不邪見」です。
    その他にも「金剛杖」は弘法大師様の分身と考えられているので、宿に到着したらまず洗って清めなければならないと決められています。
    また橋の上では杖をついていけません。
    先程も述べましたが、昔大師様が修行中に橋の下で一夜を過ごされたことがあることから、大師様が橋の下でお休みになっているということで禁止されています。
    また四国八十八ヶ所巡りをしている際に、他のお遍路さんとすれ違うときは挨拶を交わします。
    その際は「南無大師遍照金剛」と唱えます。
    各札所で本堂や大師堂などを参拝した後に、鐘を鳴らしてはいけません。
    鐘を鳴らすと言うことは、縁起が悪いとされています。
    そして何よりも本堂や大師堂を参拝する際は、心からお祈りをしましょう。
    灯明やお線香、お賽銭を上げて両手を合わせます。
    般若心経やご真言などを唱えます。
    以上が四国八十八ヶ所巡りをする際の一連の戒律です。

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